私とラブクリとかみしげと


4/3に長かったようで短かったラブクリツアー(語弊)はオーラスを迎えました。迎えはしたし堪能はしたけどどうにも寂しく虚しい気持ちは残ったままです。

また一週間後にはあのゴンドラから二人がニコニコ降りてくるんじゃないかって…ありえないのにアホなもんです。号泣です。

気持ちの整理のためにラブクリまとめをしておこうと思います。自分のために。

私とラブクリの出会いはそれはもう悲惨なもんでした。まずラジオで流していたのも「聞かないぞ〜!新鮮な気持ちで聞くぞ〜!」と指折り数えて発売日を待っていました。こんなに楽しみにしてたのは、Climinalフル音源のとき以来です。

しかし、悲劇はおきました。

予約の段階からもうだめ。遅かったんです。予約はできるけどチケットホルダーはないと言われ…しぶしぶある方だけ予約しラブクリの方は別店で予約しました。そもそも初回にラブクリが入ってると思い込んでいたんです。通常だったんですね。(笑えよ)

そんなこともつゆ知らず、今日はフラゲ日!ウキウキノリノリで買いに行く私。

まぁまぁ通常も予約はしてあるし〜と余裕のかまえ。今はね。

そしてちょっとだけ、悪い感が働く私。お店を出て「まさかまさか(笑)」と空笑いしながら曲目見て青ざめました。まさに血の気が引くとはこのこと。私は何を…何をしているんだろう…。

引き取りは数々の戦を勝ち抜いてきた戦友べっちさんにお願いしていました。でもフラゲ日にはべっちさんからは受け取れません。無理でした。仕方ないことです。でもどうしてもその日に聞きたかった…どうしても…どうしても…ラブクリを聞きたかった…一番楽しみにしてたのに…自分がすっとこどっこいのせいで聞けなかった…自業自得…Lovely自業自得…自業自得Xmas…泣きました、心から。

あまりにも私が落ち込むもんだから、べっちさんが「明日職場に届けてやる!聞け!」と一喝してくれましたがもうだめ。フラゲ日に聞けないという悲しみには到底太刀打ちできません。ましてや私みたいなひねくれ頑固ちゃんは素直に人の優しさに頷けませんでした。そして私はまた泣きました、心から。

なんとかすればその日聞けたわけです。ただどうしても自分で払ったお金、自分のお気に入りのウォークマン、ベストな音量、最高な気持ちで聞きたかったんです。それもフラゲ日に。

ツイッターを開けばアルバムの感想で溢れかえるタイムライン。荒む私の心。遠いラブクリ。終わった、すべて終わったんだ。私の期待感と望んでいた多幸感はもうなかったのです。

さよなら。

そして私は自分のアホさに静かに怒り、泣きながら眠りました。

朝、起きた瞬間の目覚めはモヤモヤ。予約をしたあの日のアホな私が与えた罪は大きい。まだ引きずっていましたね。そんな中りぃちゃんから連絡がきていました。荒みに荒みきっていた焼け野原のような私には信じられない通知でした。

それは、ラブクリが聞けるという報せでした。(どう聞けたかというのは内緒)

あの時の私は無気力に近かったのです。すべて忘れて労働をしよう、そうしよう、そうするほかないだろう、なんて白目むきながら私はそっと感謝の気持ちと今は聞けないと返しました。確かに返しました。ごめんなさい、情けない私をお許しください。

でもね、その10分後ぐらいには聞いていました。

フラゲ日に聞けなかった悔しさとかもうなんかあれですああもうそうそう!!!!全部ひっくるめて吹っ切れた!!!!!!!!聞いた!!!!変なプライドで友人の厚意を無下にするなんてクソったれじゃ〜い!!!!!!!!

今でもよく思い出せるあの瞬間。親の運転する車の後部座席に乗りながら、イヤフォンを耳にしました。

耳いっぱいに響く鐘の音、甘いイントロ、雪の結晶が輝くような煌めき。そしてポロポロ落ちる涙。涙。涙。そして涙。鼻水。

母親「どうしたの?」私「気にしないで」

私は全身の神経でラブクリを聞いていたと思う。重岡の甘い声も、神ちゃんの安定の歌声もすべて堪能していました。

昨日までの嫌なこと悲しみ全部溶かした。メリックリスマスッ。メリックリスマスッ。

りぃちゃんありがとう。私は泣きながら職場に向かいました。

後日やっとべっちさんに会いやっと自分のラブクリを手にしました。

そして私はまた涙を流すのです。自負しているのですが、本当に私の涙腺と情緒はメーター振り切っているのでべっちさんと話しながらただただすすり泣くのでした。(我ながら気持ち悪いしこわい)

それからはもう毎日幸せな気持ちでラブクリDay。

そして、私はある事に気づくのです。この歌詞の女の子が私すぎることを。

まず「白いコート」うん、かなり愛用している。去年のあけおめに着ているし、団子郎ではかなりお世話になりました。よし。「赤いリップ」うん、塗ってる。かれこれもう3年くらい赤リップばっかり。よし。「前髪切りすぎた」切りすぎた切りすぎた切りすぎた。なんなら切りすぎたという意識ないくらいほぼほぼオン眉。水戸なつめちゃんも顔負けでしょう。よし。

ここまでくるとちょっと恥ずかしい。照れを感じます。幸せです。

しかし、そんな幸せも長くは続かなかったのです。それはある事件がきっかけでした。(一個前の記事参照)

私の中でここまで重岡に幻滅する日が来るとは思いませんでした。その幻滅した気持ちではラブクリを聞いてもだめ。あんなに大好きだったのに…私のすべてだったのに…聞く気にもなれずひたすらテリボッテッテッテッテリボ、テリボッテッテッテッテリボ。ツインに逃避する毎日。

なんだかな、そんな日が続きました。

ある日、あることがきっかけで私はまた重岡への熱が戻るのでした。それは横アリ前日。何かは言いませんが、本当にあの時ちゃんと気持ちを作れてよかった。

気持ちを作り、挑んだ私的初日。いよいよ初ラブクリ。

セトリは見ないで入るタイプなので、いつどこでラブクリがラブクリしだすかわからない状況でソワソワしながら待ちました。

楽しい楽しいJr.コーナー、ハピラキ最高、全力で踊る私。この後何が起きるかも知らずに呑気に踊る私。

去るJr.たち。

暗くなる会場。

可愛いらしい人形劇と優しいBGM。

まるでクリスマスの恋人たちを連想…させ…るよ、よう……な!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

声にならない悲鳴と、感動と溢れる感情。

最初の鐘の音が流れた瞬間に目頭がギュッと熱くなって卒倒しそうになりました。(べっちさんの支えなしでは頭を打って死んでいた)

半狂乱の中ステージに目をやると、白いふわふわの衣装に包まれた重岡と神ちゃんが上から降りてくるではありませんか。私は即座に思いました「ああ、クリスマスに舞い降りた雪の妖精だ」と。

家族で過ごすクリスマス。

「パパまだかな?」

「もう少しで帰ってくるわよ」

「ただいまー!」

「パパ!」

「いい子に待ってたかな?」

「うん!いい子に待ってたよ!じゃないとサンタさんこないもん!」

「はっはっはっその通り!」

「おかえりなさい、さ、お料理冷めないうちに食べましょう」

友達と過ごすクリスマス

「ふられちゃった…どーせ私なんか一人…もういいや」

「「「メリークリスマス!」」」

「みんな!?」

「その顔はふられたな〜!?」

「独り身仲間だね(笑)!」

「も、も〜」

「ほら、泣かないで!ぱーっとやろうよ!」

そして、

恋人と過ごすクリスマス…

かみしげはそんなクリスマスの夜の幸せな空間に空の上から「雪」という名の幸せの魔法をかけているんだと思った。

幸せな人ばかりじゃない。喧嘩していた恋人たちも、もしかしたら一人ぼっちだった子も、かみしげの降らす雪の魔法で笑顔になれるんです。

かみしげの降らす雪はあたたかいのです。

そんなクリスマスの雪の精に私は見とれ、涙を流すのでした。

雪の精は地上に降り立ちました。さっきまで喧嘩していたカップルも、あたたかな雪に包まれて…ほら、笑顔がもどったよ。一人ぼっちの子にもお迎えがきたよ、もう一人じゃないよ。

そんな幸せ溢れるクリスマスの街の真ん中で最後の魔法をかけます。

あたたかい幸せな雪が舞い降りる中、この幸せがずっと続くようにと…一つ一つ、また一つ、灯りを消して1年後、とお空にかえるのです。

Lovely Xmas…

最後の映像を見ながらラブクリに…かみしげに…包まれ…

キキーーーッ!!!!バンッ!!!

!?

私は心臓が破裂するかと思いました。

クリスマスの夜に、幸せだった二人が…じ、事故…?い、いやぁあああ!!!!

テーテレレーテッテッ〜

!?

私は今世紀最大の「なんでだよ!」を抱えながら、襲いかかる目眩をおさえ「キャーー!すてき!」と叫んでいました。

まぁそれはおいといて。

初めて生で見るLovely Xmas。すごく素敵でした。最高!とかかっこい可愛い!とかでなく「素敵」というきれいな響きのある言葉でまとめたくなるような時間でした。

そんな二人の衣装もいいですよね。

神ちゃんのあのふわふわ帽子にもふもふコートに対照的なタイトなパンツにむくむくムートン。白で統一され間違いなく雪の妖精です。

重岡はもふもふパーカーにキラキラビジューが雪の結晶みたい。そして腰から垂れる(似合わない)ネルシャツ。後日ああゆうのはツインがやる格好だと難癖をつけていたのは秘密です。

雪のようなふわもふ神ちゃんと雪合戦選手重岡。最高。もうなんでも最高。

演出もすごく好みです。あんなきれいな演出嫌いな女の子いませんよ。

最初に申した通りゴンドラから客席を一望できるとこで歌うかみしげ。この時の神ちゃんが素晴らしい。寒いなぁって手をさすったりしていて…はぁ…さすが神山プロ…。重岡は本当にいつも通りで(笑)本当に普通の重岡(笑)かみしげのこの対照的な感じがまたいいんですよ。

あと重岡は音程が安定しないことが多い。(ラブクリにかぎらずですが)それでも神ちゃんは絶対に外さないし、きれいにまた音程を軌道に乗せてくれるんですよ、さすが神山プロ(2回目)

そして毎回「いつの日か僕ら〜」からの流れで胸がギュッとなってハイタッチの音でまた涙が溢れるんです。雪が舞うと同時に幸せな気持ちとかがふわーって溢れるあの感じがすごく好きでした。

横アリでね、最後のハモりのとき神ちゃんはずっと重岡のこと見てたんですよ。でも重岡は恥ずかしいのかな〜下向いたりチラチラ見たり、目が合わない。

(`-´) よし!最後決めようや!

(^ワ^=) お、おう

みたいな空気感がかみしげ…(泣)細部にわたるまでかみしげです。熱い感情を素直にだせる神ちゃんと、まだまだ中学生男子みたいな重岡が対照的で可愛いね、愛でたい。

そんな優しい雰囲気とあったかい空気感なかみしげを見ていられるラブクリは幸せでした。宝物です。

そんな中1ヶ月間をおいいて迎えた新潟。私はこの日のラブクリに違和感しか感じませんでした。

まず重岡の様子がおかしかった。神ちゃんは本当にいつも通り。何も変わってないのに、重岡のなんでしょうかあの雰囲気。私も瞬きはするし、一秒一秒逃さなかったわけじゃないけど全然神ちゃんと目を合わさないのです。ちょっと寂しい。寂しいし嫌な感じがしました。

理由はわかりません。ただショックでした。自分がいかに一公演のラブクリにかけてたかも思い知りました。ラブクリがちょっと変だっただけでなんか本調子になれなくて。

きっとそんなことなかったと思うよ?って人もいるとは思うんですね。私もそう思えたらよかった。

その複雑な気持ちも心の片隅にありながら迎えた宮城。

いつも通りでした。私の好きなかみしげでした。1部も2部も甘くて優しい時間の流れる大好きなラブクリ、かみしげでした。最後だからって特別なこともなく、私も毎度のように支えられ号泣し新潟のモヤモヤもすっきり晴れた気がしました。

気分屋重岡のことだ、新潟はなんかあったんでしょう。そんな重岡を察してたんでしょうね、きっと。だから神ちゃんはいつも通りを貫いていたんでしょう、うん、さすが神山プロ(3回目)

そんなわけでこれでやっと冒頭にもどる。

ラブクリツアーは終わってしまいました。まだまだ寂しい気持ちのが強くて、もう生で見ることはないんだろうなぁと胸がいっぱいです。

それでも思い返してみたら大好きな「かみしげ」がいっぱいにつまったラブクリはちゃんと胸に焼き付いています。ちょっとした表情だったり二人の空気感。あの曲をやるために、打ち合わせして作り上げたことを考えるだけで幸せです。

こないだ雑誌で言ってた二人ファミレスの話。あれはツアー中だったのかな?でもきっと最近の話でしょう。

神ちゃんが重岡と二人でごはん食べながら少し照れくささを感じてる中、なーんも気にしないで呑気でいる重岡が容易に想像できます。

「ほどよい距離感といえばそうやし、誰より近くに感じることもある。不思議な関係やって思うわ」

呑気な重岡を前にそう思える神ちゃんと、きっとそう言われて「なんやそれ(笑)」ってへへって笑う重岡が見えて私もこそばゆいです。

そんなちょっと不思議な関係の二人が作り出したラブクリだから、あったかい曲なんだなって思います。

Lovely Xmasとかみしげがまた大好きになりました。ありがとうございました。